Chromeをdevにアップデートして面倒なことになったが、無事stableへ戻すことに成功

Chromeブラウザには、stable、beta、devという3つのビルドバージョンが存在しており、stableが安定バージョンで、一般に提供されているのがこれ。


beta、devは開発バージョンで、stableにはまだない新しい機能などが搭載されている。しばらくテストして問題なければstableへ移行という形でリリースされているらしい。


新しいバージョンを試したみたいということで、
ものは試しでdevバージョンに変更してみた。
*下記に注意点あり


Chromeのショートカットに、"--enable-sync-extensions --sync-url=https://clients4.google.com/chrome-sync/dev"オプションをつけて起動すれば、chromeがdevにつながるようになり、自動的にdevの最新バージョンへと変更される。


で、変更した結果。


・・・あんまり変わらないかも、しかもExtensionのポップアップにたまに不具合がでるようになってしまった。


ということで、速攻で戻すことに。
devにアップデートした後に気づいたのだけれど、stableに戻すのがかなり面倒だった。


*下記のchromeのバージョン変更については、プロフィールを残して一度アンインストール・再インストールでもできることを教えていただきました。(ただ再インストール後も同様に警告メッセージがでてしまった)


まずChromeショートカットに、"--enable-sync-extensions --sync-url=https://clients4.google.com/chrome-sync"オプションをつけて起動して、アップデートチャンネルをstableへ変更。


次に、以下のレジストリのapの値を戻したいバージョンの番号に変更する。
HKEY_LOCAL_MACHINE > SOFTWARE > Google > Update > ClientState
キー {8A69D345-D564-463C-AFF1-A69D9E530F96}


戻せるchromeのバージョンは以下のフォルダにインストールされているものとなるので要確認。

C:\Documents and Settings\「ユーザ名」\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\Application


これでchromeを起動すれば元通り。のはずだったが1つ問題がでてしまった。


chromeの起動直後に「バージョンが新しい Google Chrome のプロフィールは使用できません」というメッセージが表示されるようになってしまった。
調べたところ、一度chromeをアンインストールすれば直るらしい・・・。


chromeをメインブラウザとして使っているので、アンインストールしてデータがすべて最初からになるのは正直厳しすぎる。


いろいろ試した結果、以下の方法でこのメッセージが表示されないようにすることができた。
もしかしたら不具合があるかもしれないので、試す人は自己責任でお願いします。


以下の保存されている「User Data」フォルダを、「User Data back」などのフォルダ名に変更。
C:\Documents and Settings\「ユーザ名」\Local Settings\Application Data\Google\Chrome


その後、chromeを一度起動することで、「User Data」フォルダが再度作成される。作成されたことを確認後、chromeを閉じる。


次に、「User Data back」フォルダ内の「Default」フォルダを、「User Data」内に上書きコピーし、その後UserData>Defaultフォルダ内の「Web Data」ファイルを削除する。


これでchromeを起動すれば元通りになった。