日本人のレビュー内容が2ch的であるという問題と、そこに存在するダーク文化

ちょっと古い記事だけれども、日本人によるレビューの内容に
2chのような煽るコメントが多く見られるというものがあった。


http://www.kotaku.jp/2010/06/appstore_review.html

開発者の集うカンファレンスでは一様に問題提起の声があがっても
公では言いずらいことで、日本のアプリ市場にはちょっと残念な、
そして開発者には厳しい影響を与える悪のり的なレビューが世界でも
突出して多いのに悩まされがちです。
気に入って応援してくれる人に反発して「どうせ身内だろ、☆1」
という悪のり的なレビューが出るのは世界でも日本だけなので、
全世界の集計を見る側から見れば、地元にそうした風潮があるのは
大きなハンデになってしまっています。


日本人は、実際に面と向かうと正直な意見が言いにくい人種なので、
ネットだとこういった我慢している感情のはけ口として、
2chなどのメディアが使われるようになってしまっているんだと思う。


2chはネット文化を作る上ですごく成功した例ではあるものの、
現在のネット文化に存在するダークな文化を作ってしまう原因と
なってしまったのは否めないんじゃないかな。


また、特定の人だけでなく、そういった文化が人から人へ伝染病
のように広がっていくことが、もっとも大きな問題だと思う。


今日本では中国との対立が問題となっており、
中国人を嫌うコメントなどがyahooニュースの記事に多く投稿されているが、
確かに報道内容からその気持ちがわからないでもない。
でも自分は中国政府は嫌いだけれども、中国人については嫌いではない。


というのも以前中国に旅行した際に、現地の人たちに本当に親切に
してもらい、こんな親切な人たちがいるんだと知ることができて、
そのことが今の自分の考え方に大きく影響している。


また、日本人だからといって馬鹿にされたり、けなされたりすることは
1度もなかった。


ニュースで取り上げる「日本人を嫌う人たちの声」には、現在の日本で起きているネットのダーク文化と同様のことが起きているんだと思う。


実際はその人たちが抱える個々の問題が原因で、そのはけ口として表面上に現れてしまっていることが多いのではないだろうかと。
自分はそう思っている。